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いわて高校魅力化の来し方、行く末

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高校魅力化に向けた取組に参考となる文部科学省、他県の教育委員会、高校等の記事を紹介します。いわて高校魅力化の行く末のヒントになるかもしれません。
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記事一覧

【林野高校】県内県立高校初!「学校断熱改修ワークショップ」を行いました

 県立林野高等学校では、総合的な探究の時間をMDP(My Dream Project)と呼び、5分野15テーマに分かれて学んでいます。  その中の一つ、自然グループ断熱チームでは令和4年度から学校断熱化への探究学習を進めてきました。  3年目となる今年、ついに林野高校の1教室を断熱改修することになりました。  東京都の株式会社エネルギーまちづくり社の支援のもと、全国6校の学校断熱プロジェクトに選ばれ、ワークショップを開催しました。  10月26日、生徒約30人、担当教員、地

11/20【追悼】谷川俊太郎先生を偲んで

 本校校歌の歌詞は「谷川俊太郎先生」に作っていただいたものです。 今から50年前(昭和49年4月)、花巻北高等学校石鳥谷分校から独立し、花北商業高等学校が誕生しました。その、昭和49年2月7日、当時の花巻北高等学校長 山内源陸先生と哲学者 谷川徹三氏(谷川俊太郎氏のお父様)がお知り合いの縁があり、ご子息の俊太郎氏に校歌の作詞を依頼することになったそうです。当時、谷川俊太郎氏は42歳。多彩に活躍する詩壇の第一人者でした。その俊太郎氏から、「校歌の歌詞を作成するにあたり、直に生徒

ふくしま教育通信2024年11月号編集後記 高校生の夢~影響を与えるものは~                教育総務課長 柾木 渉

 今の高校生は、どのような夢を描いているのでしょうか。  高校生が将来なりたい職業、そしてもう少し広義の将来の夢についての調査結果があります。(調査対象地域は全国ですが、オンラインのリサーチ会社のモニター会員(高校生)を対象にしているので、回答者の属性に多少偏りはあるかもしれません。)  男女ともに将来なりたい職業の上位に公務員が来ているのは、ここ数年変わらない傾向ですが、男子高校生の1位が「ITエンジニア・プログラマー(12.5%)」となっています。男子高校生の上位10項

自然首都・只見に位置する高校と輝く生徒たち               福島県立只見高等学校

記事の概要 本校は全日制普通科各学年1学級、全校生徒85名(令和6年度)の小規模な学校です。しかし、その人数からは想像できないような多様な生徒たちが、非常に活発で充実した学校生活を送っています。そのような学校生活を可能としている要因とは、一体どのようなものなのでしょうか。今回はそんな只見高校の魅力をご紹介します! 1 「地域みらい留学」って何?~只見町山村教育留学制度~  「地域みらい留学」は、日本各地にある魅力的な公立高校の中から、住んでいる都道府県の枠を超えて、自分

ふくしま教育通信 2024年11月号            リレーエッセイ「Well-beingとEQ」  福島県教育委員会委員 高橋 理里子

皆さんはEQという言葉を聞いたことがありますか?  EQ(感情知能)とは、Emotional Intelligence Quotientの略称で、自身や周囲の人達の感情を適切に察知し、感情に翻弄されず、自分らしさを探求し、より快適な日常を創造したり、仕事や人生を成功へ導いたりするために必要不可欠な能力です。  IQ(Intelligence Quotient=知能指数)が遺伝的な資質による学習能力であるのに対し、EQは誰もが開発可能で、有効に活用することができます。  E

物理で悩んでる人、ぜひ、この動画で学びませんか?

ご無沙汰してしまいました。 本日、校内でも流した情報ではありますが、 共有させていただきます。 私自身、英語科で「ど・文系」なわけですが、 最近、物理を勉強し始めてます。ちょっと前まで 量子物理学に手を出したのですが「いや、これは 基礎からやらねば」と思ったんですがそのタイミングで こんな企画が・・ということで紹介しますので、 文系の方、理系の方どちらもおすすめしたいと思います。 「大関真之・雑談方程式〜みんなで物理〜」 (サムネがリニューアルされかっこよくなったので再

教育総務課長 母校に帰る                   ~橘高校 1学年キャリアガイダンス~

 福島県教育庁教育総務課長の柾木課長が母校である橘高校のキャリアガイダンスの講師として招聘されました。橘高校ではOB・OGなどを講師としてキャリアガイダンスを行っており、今回は10講座のうち、4名が橘高校の出身者ということでした。  柾木課長は文部科学省の職員ですが、出向という形で福島県教育庁で働いています。課長の母校で語った仕事への思いや高校時代の進路選択の考えなどについてお伝えいたします。  キャリアな課長、文部科学省時代に「生徒指導提要(改訂版)」の制作に携わりまし

【明日からはじめる】学校業務改善について考えるヒント集

文科省から提示された業務の3分類14項目について 第2回・第3回の議論を振り返り、業務の3分類14項目「教師の業務だが負担軽減が可能な業務(9〜14)」について、委員の方々より、ご自身の経験や事例校の情報から「こんなことできるのではないか」という意見をたくさんいただきました。今回は、お金がない・時間がない状態でも着手できるものがあるのではないかという観点から出された取り組みの一部を紹介したいと思います。各校が自校でアイデアを出す叩き台として使ってもらいたいと考えています。こ

令和6年度 【第2回】青森県教育改革有識者会議レポート

▼第2回会議はこちらの動画でご覧いただけます▼ 本記事では内容を一部抜粋して掲載しておりますので、ノーカットでご覧いただける動画も併せてご活用ください。 青森県立高等学校魅力づくり検討会議事務局 報告(高等学校教育改革推進室 佐藤室長)本日は、①県立高等学校教育改革の取組、②青森県立高等学校魅力づくり検討会議の概要、③学校・学科の充実の方向性(第1分科会報告)、④学校配置の方向性(第2分科会検討状況等)の4点についてご説明させていただきます。 県立高等学校教育改革の取組

令和6年度 【第1回】青森県教育改革有識者会議レポート

▼令和6年度第1回会議はこちらの動画でご覧いただけます▼ 本記事では内容を一部抜粋して掲載しておりますので、ノーカットでご覧いただける動画も併せてご活用ください。 知事メッセージ昨年度の振り返りと今年度の改革姿勢 昨年度は、スピード感を持って委員の皆様に提言を取りまとめていただいたことへ感謝を申し上げます。教育委員会の教育政策課内に「学校の幸せ推進室」を新設し、こどもたちに向かっていく教職員の余白作りがスタートしたことは改革の一つの成果ではないかと思ってます。 一方で、

【宮下宗一郎知事インタビュー】2040年青森県の教育に向けて求められることとは

2040年のあるべき青森県の教育像とは――2040年のあるべき青森県の教育像について、どのようなビジョンをお持ちでしょうか。 2040年の教育は、端的にいえば、2100年ぐらいを生きるこどもたちを支えるものであるべきです。つまり、「2100年を生きるこどもたちのための教育をその時に行えているか」ということが重要なポイントであるといえます。 13年前(2010年)に、その1年後に東日本大震災が起こるなんて誰も思わなかったですよね。また、4年前に新型コロナウイルス感染症が蔓延

経営って何?様々な経営の"形"

 文理探究科1年生には「CreationⅠ」という独自科目があります。この授業の一環として、私たち文理探究科1年生は、夏休み中に6つ開講される「選択STAEM講座」のうち1つ以上を受講します。この講座では普段経験できないような体験や学びがありました! この記事では「経営講座」の内容について報告します。 「未来の経営を学んでみた」  7月23日(火)と8月2日(金)に選択STEAM講座の「経営講座」が開催されました。7月23日は御影高校に株式会社オシンテックから小田真人さ

授業の紹介「ビルドアップレクチャー」(CreationⅠ)

御影高校 文理探究科の授業を紹介するシリーズ。 今回は「CreationⅠ」という授業について紹介します。 5/23(木)のCreationⅠの授業には、NPO法人Colorbathより椎木 睦美さんをお招きしての授業が実施されました。CreationⅠの初授業!ということで、不安や緊張を感じていた私たちでしたが、そのような感情は椎木さんが吹き飛ばしてくださいました。   椎木さんは、私たちが発言しやすいようにまずアイスブレイクから講義を始めて下さいました。テーマは自己

【玉野光南高校×八浜小学校・大崎小学校】スポーツの秋🍁高校生がプロデュース🏃💨「陸上競技記録会✨」

スポーツの秋ですね🍁 みなさん、 運動するのは得意ですか🏃💨❓ それとも、苦手ですか💦❓ 実は、 この記事を書いている私は、 学生時代、運動がとても苦手でした💦 秋晴れの10月11日🍁、 運動が得意でも🏃💨、 そうでなくても💦、 みんなが楽しく運動できる♬♬、 「令和6年度 第5回 八浜中学校区 陸上競技記録会」が、「県立玉野光南高校」のグラウンドで開催されました🏃💨 実はこの「陸上競技記録会」は、 「玉野光南高校」体育科2年生の生徒たちが、 その企画・運営のすべてを