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いわて高校魅力化の来し方、行く末

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高校魅力化に向けた取組に参考となる文部科学省、他県の教育委員会、高校等の記事を紹介します。いわて高校魅力化の行く末のヒントになるかもしれません。
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#探究学習がすき

【高梁城南高校】「失敗の日」ー合言葉は「失敗おめでとう✨」ー

みなさん✨、 想像してください💡 「失敗」って、どんなイメージですか😀❓ 「ネガティブ」なイメージですか💦❓ それとも、 「ポジティブ」なイメージですか😃❓ きっと「ネガティブ」なイメージを持つ方が多いですよね💦 今回は、「そのイメージ」を「覆す取り組み」を紹介します😉 10月23日、 「県立高梁城南高校」で、 2年生の「総合的な探究の時間」の一環として、 「失敗」を「ポジティブ」にとらえる、 「失敗の日」が開催されました✨ また、島根県隠岐郡海士町にある「島根県

物理で悩んでる人、ぜひ、この動画で学びませんか?

ご無沙汰してしまいました。 本日、校内でも流した情報ではありますが、 共有させていただきます。 私自身、英語科で「ど・文系」なわけですが、 最近、物理を勉強し始めてます。ちょっと前まで 量子物理学に手を出したのですが「いや、これは 基礎からやらねば」と思ったんですがそのタイミングで こんな企画が・・ということで紹介しますので、 文系の方、理系の方どちらもおすすめしたいと思います。 「大関真之・雑談方程式〜みんなで物理〜」 (サムネがリニューアルされかっこよくなったので再

採れたての「学び」に感謝を添えて。

地域探究「猪苗代学」。 地域を「教科書」に、地域の皆さまを「先生」として丁寧に学びを重ねます。 探究の「成果」を披露する「学びの収穫祭」。 探究の「過程」を報告する「学習発表会」(来年1月25日@猪苗代町体験交流館「学びいな」、入場無料)。 いよいよ来週11月2日土曜日に迫った「学びの収穫祭」。 会場は猪苗代高校。 ここまでの「猪苗代学」での「あれもこれも」をまとめて提供してしまおう!と生徒たちは絶賛ラストスパート中。 50数名の生徒の規模で、このプログラム! なかなかの

蕎麦打つ高校生と新たな蕎麦メニューの提案。

「探究する姿勢」の定着を優先する理由 生徒の興味関心を第一として、「自由」なテーマ設定で探究をさせる。 確かに、それも大切なことだと思います。 猪苗代高校では、1年生においてクラス単位で「防災」「観光」「農業」について学びます。 「猪苗代町について、最低限知っておくべきことは知っておこうよ」という目的でプログラムされたいわゆる「『知る』学び」。 「地域」を教科書として学びを進めていく上で必要とされる知識について、三つの分野を軸に一年間のカリキュラムとして整理しました。

高校生の探究活動が未来を拓く:盛岡一高生の挑戦と成長、社会への第一歩

先日HR Iwate プロジェクトの夏合宿2日間にわたって行われました。2日目には盛岡一高の生徒の皆さんにインタビューをさせていただきました。彼らの話を聞いて、感じたことや感銘を受けたことがたくさんあったので、この記事でご紹介いたします。 はじめに大人の皆さんは学生時代にどのようなことを考えながら生活していたかを思い出してみてください。自分の向いていることややりたいことに出会えていましたか?少し前から当たり前のように大学に進学し、就職するのがスタンダードなルートですが、高校

地域のイノベーションを体感:盛岡一高生がHIHで得た知識と刺激

盛岡一高の生徒たちが、ヘルステックイノベーションハブ(HIH)を訪問しました。その時の様子や、生徒たちが感じたこと、感想をご紹介させていただきます。 HIH視察の成果HIHとは HIH(ヘルステック・イノベーション・ハブ)は、岩手県でヘルスケア関連の新しい製品や事業を生み出し、地域の経済を活性化させることを目指す施設です。また、企業、大学、政府が一緒に研究や交流を行う場所でもあります。 訪問で感じたこと 学生たちは、この訪問を通じて多くの学びに繋がったとのことでした。

自転車通学ライフを快適に:険しい通学路でもお弁当の配置を維持

盛岡一高の女子生徒2名は毎日自転車で通学しているなかで大きな問題に直面しました。それはお弁当がぐちゃぐちゃになってしまうことです。これがきっかけで、彼女たちは自転車の前かごが揺れないようにする方法を探ることから探究活動が始まりました。このテーマに基づいた探究活動は、既に2年間続けられています。 探究の動機及び独自性彼らが探究活動を始めた動機は、毎日の自転車通学でお弁当の中身がぐちゃぐちゃになってしまうことからでした。彼女たちは自転車通学を快適にするため、自転車の前かごが揺れ

色覚多様性の社会的課題の解決 :誰もが暮らしやすい社会の創造のために

色覚多様性、または色覚異常は、特定の色を認識する能力が部分的または完全に欠如している状態を指します。日本では約5%の男性と0.5%の女性が色覚異常を抱えているとされ、日常生活に様々な不便を感じています。 今回は色覚多様性を持つクラスメイトが私生活で困難を経験しているのを見て、社会的課題の解決を目指し探究活動をしている盛岡一高の4名のチームのご紹介です。 色覚多様性に対する課題色覚多様性に対する社会的な理解は依然として低く、多くの人々が色覚多様性を持つ人々の生活の困難さを認

酒粕プロジェクト:地域の特産品を活かした持続可能な未来への挑戦

日本の伝統的な食品である酒粕に、新たな可能性を見出す盛岡一高の3名の探究テーマ「酒粕プロジェクト」 このプロジェクトを通して、彼女たちがどのような社会的課題に取り組み、どのような目標を掲げて活動しているのかをご紹介します。 酒粕とは 酒粕は日本酒の製造工程で生まれる副産物で、栄養価が非常に高い食品です。特に、タンパク質や食物繊維が豊富で、美肌効果や便秘解消、肥満抑制効果が期待されることから、健康志向の消費者に注目されています。しかし、現在では多くの酒粕が廃棄されているとい

ジグソーパズル組み立てロボットの開発: 高校生の挑戦とその社会的意義

近年、ロボット技術は急速に進化し、多くの分野で実用化されています。そんな中、盛岡第一高等学校の理数情報班の6名が、「ジグソーパズル組み立てロボット」の開発に挑戦しています。このプロジェクトは、単なる技術的挑戦にとどまらず、実社会における多くの課題解決に繋がる可能性を秘めています。 開発の概要と目標彼らの目標は、数十ピースほどのジグソーパズルをほぼ完全に自動で組み立てられるロボットおよびプログラムの開発です。低コストでの実現を目指しており、技術とコストの両面でのバランスを考慮

HR Iwateプロジェクトとは

HR Iwateは、学内だけでは得られない 『ひと』『体験』『実践』を通じて、未踏的な探究テーマの具現化や実現を目指すプログラムです。 地元のベンチャー企業や事業を支援する経営者やリーダーとの出会い、ライフサイエンスやヘルステック企業の先端開発現場の体感により、地域との関わりを深めることができます。 岩手県は就職活動時にUターンやIターンが発生しにくいという課題があります。それは地元の産業や企業、人々を知らないまま首都圏の有名大学への進学を目指し、その後地域との関わりが少な

令和7年度に郡山高校に「探究科(仮称)」を設置します!                       郡山高校の学科改編について(その1)「探究科って何を学ぶ学科?」

 令和4年1月に公表した「県立高等学校改革後期実施計画」で、郡山高校英語科を学科改編し、新たに「探究科(仮称)」を設置する計画を発表しました。その後、慎重な検討を重ね、地域のみなさんへの説明の時間を十分に確保し、より一層魅力ある学校にするため、設置時期を令和6年度から令和7年度に変更することとしました。  今回は郡山高校学科改編に関する記事の第1回目として、そもそも「探究科」とはどういう学科で、何を学ぶ学科なのか、Q&A方式で説明したいと思います。 Q1 探究科とはどのよう