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いわて高校魅力化の来し方、行く末

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高校魅力化に向けた取組に参考となる文部科学省、他県の教育委員会、高校等の記事を紹介します。いわて高校魅力化の行く末のヒントになるかもしれません。
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#教育

令和6年度 【第2回】青森県教育改革有識者会議レポート

▼第2回会議はこちらの動画でご覧いただけます▼ 本記事では内容を一部抜粋して掲載しておりますので、ノーカットでご覧いただける動画も併せてご活用ください。 青森県立高等学校魅力づくり検討会議事務局 報告(高等学校教育改革推進室 佐藤室長)本日は、①県立高等学校教育改革の取組、②青森県立高等学校魅力づくり検討会議の概要、③学校・学科の充実の方向性(第1分科会報告)、④学校配置の方向性(第2分科会検討状況等)の4点についてご説明させていただきます。 県立高等学校教育改革の取組

【宮下宗一郎知事インタビュー】2040年青森県の教育に向けて求められることとは

2040年のあるべき青森県の教育像とは――2040年のあるべき青森県の教育像について、どのようなビジョンをお持ちでしょうか。 2040年の教育は、端的にいえば、2100年ぐらいを生きるこどもたちを支えるものであるべきです。つまり、「2100年を生きるこどもたちのための教育をその時に行えているか」ということが重要なポイントであるといえます。 13年前(2010年)に、その1年後に東日本大震災が起こるなんて誰も思わなかったですよね。また、4年前に新型コロナウイルス感染症が蔓延

プロジェクト始動!生徒主体の授業とは何か?

皆さん、こんにちは。 水沢高校です! 今回は10月25日(金)に本校主催で行われる「生徒とともに創る!学習者主体の授業」イベントに係り,本イベントの企画メンバーとして活動してくれているプロジェクトメンバーの活動の様子をリポートします. どんなイベントなの?高校教師を対象とした授業探究イベントになります。以下、概要です。 かつて授業と言えば、生徒は教師の説明を聞き、板書をノートに写したり、プリントに書き込んだりすることが中心で、生徒の学びの姿勢は受け身になりがちでした。そう

座談会~「総合的な探究の時間」を高校生の進路に生かしていくためには~

出席者 川嶋 太津夫 氏( 大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター長) 野平 博司 氏(東京都市大学入学センター長) 宮本 久也 氏(全国高等学校長協会事務局長) 小林  浩 氏( 司会:本協会広報委員会委員、リクルート『カレッジマネジメント』編集長) ※ご所属・肩書等は座談会当時のもの 「総合的な探究の時間」に対する高校、大学それぞれの対応状況――2022 年度に導入された現在の高校学習指導要領では、新たに「総合的な探究の時間」が必修科目として加わり、20

東北福祉大学における、高校から大学への橋渡しとなる「リエゾン教育プログラム」|大学の特長、ココにあり!#21

今回取材する取組みについて本協会の大学評価では、以下のように評価し、「長所」として取り上げています。 お話しいただく方  東北福祉大学の設立の経緯と建学の精神・教育理念について――まずは、東北福祉大学の設立の経緯について、建学の精神も踏まえて教えてください。 学長 千葉公慈先生(以下、「千葉(公)」(敬称略、他の方も同様):東北福祉大学は、1962年に曹洞宗の教えのもとに創立された大学です。本学は1875年に前身である曹洞宗専門学支校が創立されて以来、「行学一如(ぎょう

「教育コース」いわき市教職員研修会を傍聴しました!

地域と共にリーダーの育成を目指す磐城桜が丘高校  「教育コース」の生徒たちは7月25日、いわき市教育委員会が主催する教職員研修会を傍聴し、  教員の学び舎仕事について学習しました。「幼児教育講座」では、折り紙を使って子どもたちの感性を引き出す教材の作成や指導方法を学びました。また、「授業実践講座(音楽)」では、楽しみながらリズムに合わせ、体全体で表現する指導方法等を学びました。 【生徒の声】 ・自分はあまり上手にできなかったが、参加されていた先生方がとてもうまかった。

飯能高校 探究部 note について No.6

皆さん、こんにちは。埼玉県は飯能市にある、飯能高校で探究部の顧問をしている Mr.M です。 飯能高校 探究部は今年度新設された部活動です。何か具体的に行動できるものを!と考えた時にふと思いついたのがnoteの活用でした。 現在「できる限り毎日更新」を目標に、部員(6名)と私でnoteに記事をアップしています。 noteをはじめるにあたってnoteをはじめるからには、生徒にも積極的に運営に関わってもらう。これはモットーです。 顧問一人での運営は、いずれ疲弊して更新でき

2024年9月号 リレーエッセイ      オリンピックで気づく「日本らしさ」をつくるもの                                 教育委員 成澤 勝蔵

 今年開催されたパリオリンピック・パラリンピックで多くの日本選手が最後まで諦めずに活躍した姿に感動を与えてもらいました。勝利する姿はもちろんのこと、勝利できなかったときの姿にも、日々の練習の姿を見て取ることができ、心からエールを送ることができました。誰一人として1日や2日の練習で選手になったのではなく、活躍の陰には日々の練習、勝利のための考察、食事管理など様々な努力があったと思います。  色々な競技を見ていて、ここぞというときに力を発揮しミスを恐れずチャレンジする姿が多く見受

岡山県教育委員会「庁内複業」チームの中間報告会を実施しました!

 本年度から教育委員会で開始した「庁内複業制度」について、現在までの活動内容や政策企画等の検討状況を中村教育長や、庁内幹部へプレゼンテーションを行いました。 庁内複業制度とは?  岡山県教育委員会が新たに始めた取組です!  詳しくはこちらの記事をご覧ください。 ここまでの活動  「県の教育に関する発信力の強化(外部人材の活用を含む)」という検討テーマを受けて、自ら手を挙げて本庁や教育機関の所属から4人の職員が集まりました。4人はこれまでに勤務時間内で打ち合わせを10回

インタビュー#4 自分だけのガイドを作る場所(高校チーム・近藤)

インタビュー第4弾は、2024年4月から隠岐國学習センター(以下学習センター)高校チームで活動中の近藤亜紀さん。インタビューでは、学習センタースタッフとして迷いながら前に進んでいる経験を語ってくれました。 ▼近藤さんが学習センターを選んだ理由はこちらから! 教育にワクワクしなくなってしまった高校生の時に環境問題に関心を持って、大学生になってからESD(持続可能な開発のための教育)に出会って、そこから離島での公教育、隠岐島前高校と教育魅力化プロジェクトにたどりつきました。

令和6年度「教育について考える」福島大学高校生セミナーを開催しました!

 令和6年8月20日(火)、福島大学において、令和6年度「教育について考える」福島大学高校生セミナーを開催しました。このセミナーは、令和4年度より導入された「普通科における特色あるコース推進事業」の教育コース導入校及び導入予定校の生徒を対象として、教育の現状や情勢に関する見識を深めてもらうとともに、福島大学と連携して、将来、本県教育の発展に寄与する人材を育成するために開催しています。今年度は270名を超える高校生が福島大学に集まりました。  1年生には、『特別支援教育の視点か

インタビュー#3 生徒と共に育つ場づくり(高校チーム・吉岡)

インタビュー第三弾は、前回インタビューした岸川さんと同期・同じ高校チームで働く吉岡慧(あきら)さん。同じ学習センター・高校チームに所属しながらも、取り組んでいる内容や生徒へのアプローチの仕方がまったく異なる二人。違っているからこそ、多様な生徒対応が可能になるんだなと改めて感じるインタビューになりました。 ▼吉岡さんが学習センターを選んだ理由はこちらから! 「先生」じゃなくて「あきら」のままで隠岐島前教育魅力化プロジェクトに関心を持ってから、おもしろそう!ここで何をしている

インタビュー#2 主役は生徒、でも一緒に未来を見たい(高校チーム・岸川)

インタビュー第二弾は、2024年4月から隠岐國学習センター(以下学習センター)高校チームで活動中の岸川桃子さんに仕事内容や、大切にしていることを聞きました。 ▼岸川さんが学習センターを選んだ理由はこちら 学習センターで「自分がいる意味」を見つける学習センターは、まず「高校チーム」と「小中チーム」に分かれていて、学校現場以外の場所から高校生を見たかった自分は高校チームの所属を選びました。 高校チームの仕事は、大きく言うと①教科指導の伴走、②探究活動の伴走、③学習センターの

2024年8月号 リレーエッセイ    夏の日に思うこと                                               教育次長 箱崎 兼一

教育を語るな、教壇に立て。 この言葉に感激し、教育という仕事に携わって三十年あまりが過ぎました。 勝ってみてもはじまらない。負けてやっては不遜になる。教育とは、出会いを求めての愛の闘争。 振り返って、そう思います。 どうして言えなかったのだろう、あの言葉。 どうして伝えられなかったのだろう、本当の気持ち。 過ぎ去った時間を戻して、こうすればよかったと思うことがある。 きみが泣いたとき、本当は笑って、希望を手にして欲しかった。 きみが笑ったとき、本当は泣いて、勇気を手にして欲